あなたはWindows派?それともMac派?

皆さんが仕事で使用しているのは、Windowsでしょうか?Macでしょうか?

私は、もう30年以上この業界で仕事をしてきました。
スタートは、大型コンピュータ(メインフレーム)です。日立製作所に勤めていたので、HITACというコンピュータでソフトウェアの開発を行っていました。昨今では、システム開発に関わっているまたは関わりたいと考えている人は、学生時代からPCを持っているのが当たり前だと思います。しかし私は、元々大学は機械工学科でしたので、金属を削ったりするような物理的にものを作ることを30歳までメインにしてきました。そのため、会社でも自宅でもPCは持っていませんでした。

日立製作所を退職し、独立して初めてPCを購入したわけです。NECのPC98でした。当時は、MS-DOSというキャラクターベースのインタフェースだったため、PCを使ってネット検索や動画を見るようなことはできないマニアのための機械でした。
その後、Windowsが販売されてマウスを使うようになり、インターネットが当たり前になって、PCが誰でも使うことのできる機械になりました。私もプログラマーとして長い間、Windows上で開発を行っていました。Macは高かったですし、ビジネス(プログラム開発)にはあまり向いていませんでした。企業システムではWindowsメインであったこともあって、Macに食指は動きませんでした。

しかし、現在はMacを仕事でもプライベートでも使用しています。いくつか理由はありますが、はじまりはiPhone3Gでした。このブログでも書いていますが、趣味の音楽を聴くのに良いということがきっかけでした。その後、iWatchを購入し、Mac mini、MacBook、iPadと購入し、AirPods、Magic Mouseまで、自分が使用しているコンピュータ機器はApple製品で埋め尽くされました。それぞれの機器のデザインと機能が優れていることもありますが、一番の魅力はその連動性です。電話もメール(メッセージ)もApple idで繋がっているものであれば、全部連携されることに驚きました。最近はWindowsでも似たような機能はありますが、Apple社は1企業が提供していることもあって非常にスムーズです。

以前のPCは、CPUの能力が高いことやグラフィックが綺麗といった性能が選択基準でしたが、現在では一般の方々の生活の中にIT機器が浸透して使われるようになったこともあって、性能よりも便利さや使いやすさが選択基準になってきたのではないでしょうか?

弊社も元々Performance Insightというパフォーマンスチューニングツールを開発・販売して、データベースシステムの「性能」を向上させることをメインに事業を展開してきましたが、現在では、システムの連動性や便利に活用できることを価値として提供しています。11月に開催するdb tech showcaseでも、10年前は高速に処理できる技術の紹介セッションが多かったように思います。クラウドが浸透した現在では、性能はリソース(CPU、メモリ、コンピュートノード)を追加することで得られるようになってきて、重要なポイント(システムの選定基準)ではなくなったのだと思います。一つのデータベースだけに閉じたテクノロジーよりも、分散処理も含めて複数のシステムをいかに連携させて効率的に目的を達成することがキーになっているように思います。

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