リモートじゃなきゃダメ?アフターコロナのコミュニケーションを考える

コロナ禍は、仕事のやり方に大きな影響を与えました。
以前であればオフィスに出勤するのが当たり前でしたが、コロナ禍で多くの会社で在宅勤務の仕組みが取り入れられ、在宅勤務のメリットが大きく強調されました。極端な言い方をすると、出勤することが悪のような風潮も感じたものです。一方で、いち早く在宅勤務を導入した外資系企業では、週3日程度の出勤を義務付けるハイブリッド型の勤務形態へ変更する企業も増えてきました。

インサイトテクノロジーでも、現在週2日出勤のルールで運用しています。コロナ禍以降に入社した人が、これから一緒に働く仲間の名前も顔も分からないといったことは避けたいという意図があります。
リモートでも良いではないかといった声もありますが、以前このブログでも書いたように、オンライン画面の中からのコミュニケーションだけでは信頼関係を築くことが難しく、これは科学的にも証明されているそうです。社内外のやり取りの場面にリアルが加わることで、人間関係のミスコミュニケーションも減らすことができると思います。

最近では、ハラスメントを受けることを恐れてコミュニケーションを控える人がいるという話を耳にします。逆に、指導をハラスメントと取られることを恐れて部下や後輩への指導を控えるといった事象も発生しているそうです。このようなコミュニケーションの不足は、会社という組織を致命的な状況に陥れてしまいます。私は、人間関係がちゃんと構築できていないがために、「指導」がハラスメントとして受け取られてしまうケースがあるのではないかと思います。仕事上を含め、さまざまな形でコミュニケーションを深めることが、仕事をスムーズに進める秘訣の一つかもしれないと感じることが多々あります。接待などもこうしたコミュニケーションのひとつではないでしょうか。

昔、私自身も他社の方とシステムの障害解決方法で揉めたことが何度かありました。しかし、システムを良くするという共通の目的のために揉めているわけなので、徹底的にコミュニケーションをとることでいい関係ができ、問題解決につなげることができました。プロジェクトが終わった後、その方とはコロナ禍の前まで10年くらいにわたって定期的に懇親会をする関係になりました。お互いに正面からぶつかることで信頼感が生まれ、最終的に良い結果を生むと感じています。ただし、それができたのも対面だったからこそで、恐らくリモートではそのような関係構築は難しかっただろうと感じます。

弊社主催の年次イベントdb tech showcaseも、昨年からリアル開催になりました。会場での参加者数は予測はしていたものの、リモートでの開催時よりも減ってしまいました(アーカイブ配信の登録者を含めると増加していますが…)。しかし、参加者同士や講師とのコミュニケーションの機会が増えるよう、これからもリアルイベントとして実施していきたいと考えています。今年は前回との開催間隔が少し短くなりますが、弊社の創立記念日である7月7日の週に開催します。ぜひお楽しみに!

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