インサイトテクノロジーは、2023年7月7日で創立28周年となりました。このBLOGの第一回でも書きましたが、創立された1995年は、私がインサイトテクノロジーと出会った年でもあります。私は10年前にインサイトテクノロジーにジョインしました。ジョインするまでの18年間は、ファウンダーの石川さんと仕事上の取引はまだあまりありませんでしたが、定期的に飲み会を開催していました。
まさか28年間もインサイトテクノロジーと付き合い、社長を引き受けることになるとは思いませんでした。会社は、28年間も続くだけでも大変なことです。
企業存続率は、以下のようになります。
１年後：50％
３年後：30％
５年後：15％
10年後：5％
20年後：0.3％
30年後：0.02％
インサイトテクノロジーは28年になりますので、0.03％くらいの中に入ります。
創業された1万社のうち28年後に残っているのは、3社だけという計算になりますので、凄いことです。インサイトテクノロジーは、日本オラクルに在籍したメンバーが設立し、オラクルデータベースに関わるプロダクト・サービスの提供からスタートし、その後も様々なデータベースに対応する形に変化してきました。創業時から在籍しているのはファウンダーでもある石川さんひとりだけですが、人が入れ替わっても会社の性格というかDNAは、変わっていないと思います。
それでは、インサイトテクノロジーのDNAってなんでしょうか？
データベーステクノロジーでしょうか？これも当たっているとは思いますが、変わらぬDNAは、
「自ら企画・創造した製品を世の中に提供してビジネスを支える」
ということだと思います。
日本のIT企業TOP100といったランキングがありますが、そのほとんどがシステムインテグレータ（SIer）で、自ら製品を開発して提供している会社は数社しかありません。インサイトテクノロジーが自社開発製品を中心としたビジネスで28年間継続できたのは誇るべきことだと思います。
現在、我々が開発している製品のターゲットは、データベースだけではなくSAPのデータやSalesforceのデータ、WordやExcelといったフォーマットのファイルも加わってきました。また、そのインフラもクラウドが大きな割合を占めるようになっています。このような環境の変化を受け入れながら、自社製品の開発というDNAを守り続けてきました。
今後もこのインサイトテクノロジーのDNAは、守り続けて行きたいと考えています。
