AIから脳の仕組みを考える:好奇心とコミュニケーションで脳の萎縮を遅らせよう

前回のBLOGでは、脳を成長させるためにはどうすれば良いのかといったことを書きました。今回も引き続き、脳の成長や健康について話したいと思います。

前回、脳を成長させ続けるには好奇心を持って色々な経験をすることが大事だと書きました。
好奇心とは、「見たい」「知りたい」「やってみたい」「楽しそう」「面白そう」など、自分がワクワクすること、興味・関心が湧いたりすることですね。好奇心を持って行動する割合の高い人は、側頭頭頂部の萎縮が少ないそうです。側頭頭頂部は、歳とともに萎縮が進みやすい部分だそうで、認知機能も担う重要な領域のため、好奇心を持って行動することで萎縮を遅らせることは重要です。

コロナ禍では、コミュニケーションの減少や運動不足など脳の健康に良くない状況が続きました。このBLOGでも良く書いていますが、人と直接会って会話するためには、外出も必要で運動も兼ねることになります。メールや電話、オンラインミーティングでは、情報交換以外の雑談や会話が生まれにくいですよね?人と直接会うことで会話する際の相手の表情や目の動き、声の抑揚なども読み取れます。このような状況が脳の様々な領域を刺激して活性化しているそうです。例えばChatGPTとのコミュニケーションでは、対面でしか収集できないこのような細かな情報がなく目的の答えだけが返ってくるので、脳への刺激が少なくて成長させるのは難しそうです。

また、元々健康に良くないと言われている「喫煙・飲酒」「肥満」「ストレス」も脳にも良くないようです。
飲酒については自分にも当てはまることが多いので、注意しないといけません。飲酒はほどほどが良いと言われていますが、厚生労働省が推進している国民健康づくり運動「健康日本21」では、一日あたり、ビールは500ml、日本酒で1合が適度な飲酒で、これ以上の量で摂取すると生活習慣病のリスクが高まり健康に被害が出るとのことです。懇親会などで複数人と飲酒していると飲んでしまうことがよくあるので注意が必要ですね。
コミュニケーションのために飲酒することが多いですし、ストレス解消にもなるので、バランスが難しいところですが、過度な飲酒や喫煙は脳を萎縮させるリスクが高くなるので、皆さんもぜひお気を付けください。

今回の記事は脳の健康情報のようになってしまいましたが、脳の仕組みは複雑で解明されていないことも多くありますので、AIを進歩させるためにもいつか脳の仕組みが完全に理解できると良いですね。脳科学というコンピュータには関連が薄そうな分野でも最先端のIT技術に役立ちそうです。AIは凄いスピードで進歩していますが、人間は、長い時間をかけて進歩してきました。まだまだ、人間も(自分も)AIに負けずに成長したいと思います。

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