公共

これまで、情報公開請求に応じるために職員が目視で公文書内の個人情報の墨消し作業を行うことが一般的でした。Insight Maskingは大量の公文書内の個人情報を一括で検知・処理することが可能なため、墨消し作業にかかる職員の工数を軽減することができます。また、議事録をはじめフォーマットが定まっていない自由記述（フリーテキスト）形式の文書でも他社製品を上回る精度で個人情報の検知が可能です。

公的機関では公文書をPDF化しクラウドに保管する動きが活発化しています。その際に問題となるのが、公文書に含まれる個人情報や機微情報の漏洩をどう防ぐかです。その対策として、個人情報や機微情報を削除したり別のテキストに置き換えるマスキングという手法が注目されています。Insight Maskingではこうしたマスキング作業を誰でも簡単に実施できるため、安全に情報をクラウドへ保管できるようになります。

Insight Maskingは、マスキング機能をMicrosoft社製Officeのアドイン機能としても提供しています。この機能を利用すると、WordやExcelおよびPowerPointで作成した文書を画面上で簡単にマスキングできます。
また職員が意図せず個人情報を含む文書を作成した場合も、Insight Maskingが個人情報を検知してマスキングするため、情報漏洩事故を未然に防ぐことができます。

氏名、住所、電話番号など統合の難しい情報を多く扱う場面では、日本語に強いAIによって高精度に名寄せを実現するソリューションが必須です。Insight Catalogを利用することで、これまで難しかったデータ整備業務が驚くほど容易になります。

行政機関でも電話や公式サイト、チャットボットからの問い合わせが増加しています。サービス向上のためにそれらのデータを活用したいところですが、含まれる個人情報をそのままにはできません。Insight Maskingは個人情報を自動検知し、文字種や文字長を保持してマスキングするので、安全にデータを活用できます。外部事業者に分析を依頼する際も、マスキング後のデータを渡せば情報漏洩の心配はありません。