新年の始まりに、今後のAIについて考える

あけましておめでとうございます。2026年はどんな年になるのでしょうか?

IT業界は変化の激しい業界なので楽しみです。

前回の記事でAIと人間の脳の違いについて書きましたが、先日、タモリさんと山中伸弥さんが出演するNHKの番組で「生体の脳細胞を使ったコンピュータ」の研究が進んでいると紹介されているのを見ました。非常に興味深かったので、今回も生成AIを使用して調べてみました。

以下に 現状・できていること・課題・展望 を整理してご紹介します。

現状:どこまで進んでいるか

生体ニューロン+ハードウェア/シリコンのハイブリッド

Cortical Labs(オーストラリア)による「CL1」という装置が、実際に 人間由来のニューロン(脳細胞)をシリコン・ハードウェア上に載せて動作させたコンピュータ・試作機として報じられています。 corticallabs.com+3Live Science+3Popular Mechanics+3

CL1 は、細胞を栄養液の中で維持しつつ、ハードウェアから電気刺激を与えてニューロンの応答を読み、学習させるような仕組みです。 TechEBlog+2Live Science+2

なお、報道では「数十〜数百万個のニューロンを使用」「既に購入可能あるいはレンタル可能な装置として発表」などの記述があります。 TechRadar+2TechEBlog+2

また、別の研究では「オルガノイド知能 (Organoid Intelligence)(3次元培養された人間の/ヒト由来の脳細胞塊=ミニ・ブレイン(脳オルガノイド))を使って計算・学習させようという分野」が提唱されています。 Frontiers+2JHU MPS+2

例えば、米インディアナ大学の研究で、脳オルガノイドを用いたバイオハイブリッドシステムが「話者の母音発話を細胞応答から識別(78 %精度)」という実験もあります。 Big Think

さらに、インタフェース(脳-機械インタフェース)として、「生体ニューロンをインプラントとして使おう/電極ではなく生きたニューロンを使って接続帯域を増やそう」という取り組みも報じられています。 IEEE Spectrum+1

これまでの実績・おおまかな成果

「生体細胞を載せて動かす」というレベルの装置・試作機はもう出てきており、市場告知も出てきてます(ただし用途は「研究用途」)従来の電子コンピュータ・AIに比べ“学習を少ないデータ/エネルギーでできる可能性”として期待されています。例:オルガノイド研究論文では「従来のシリコン/AI方式の壁を突破できるかも」という言及がされています。 Frontiers

ただし、これらは “汎用コンピュータ” として動いているわけではなく、あくまで「実験・研究段階のプロトタイプ」であるようです。まだまだ、スケーラビリティや信頼性に加えて、細胞を扱うので倫理的な問題も解決しないといけないとされています。

しかし、このような研究こそが未来を切り拓くものですね。残念ながら、実現には数十年を要するとChatGPTでも回答がありました。ですが、従来の生成AIのようにいたずらにエネルギーを消費するものに投資し続けるのではなく、日本でもこのような研究に投資が向いてほしいですね。

少しずつでも、生成AIのエネルギー消費問題が解決され、環境にとっても、私たち人類にとってもよりベターなあり方ができるようになればと思っています。

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