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スタンバイサーバに作成したカスケードスタンバイデータベースをソースとして利用

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Dbvisit Standby Snapshot Groupsを実行する際、スナップショット取得の仕組み上、次のような問題に直面することがあります。グループ内に新しいスナップショットが作成されると、ソーススナップショットのスタンバイデータベースは読み取り専用で開かれるため、ログの適用には使用できません。Snapshot Groupsが非常に頻繁に、例えば10分ごとに更新されるよう設定されている場合、ソーススタンバイデータベースには、プライマリデータベースからアーカイブログを適用するための余地が非常に限られ、問題となる可能性があります。

この状況を解決するためのアプローチは、スナップショットのソースとして機能する2つ目のスタンバイデータベースを用意し、1つ目のスタンバイデータベースはプライマリデータベースとの同期にのみ使用して、RTOを可能な限り最小値に保つ方法です。しかし、2つ目のスタンバイデータベースは通常、別のサーバーに置く必要があるため、ほとんどの場合、追加のOracleライセンスが必要となります。

この方法は、コストがかかります。しかし、別の方法があります。このホワイトペーパーでは、既存のスタンバイデータベースと同じサーバーに2つ目のスタンバイデータベースを簡単に作成し、スナップショットのソースとする方法を紹介します。ほとんどのケースで有効なアプローチです。

本ホワイトペーパーに掲載したユースケースは、顧客が新しいSnapshot Optionを使用したいが、「既存のスタンバイデータベースがソースデータベースとしての前提条件を満たしておらず、変更することもできない場合」にも適しています。

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