今日のデータウェアハウス（DWH）は、変化の激しいビジネス要件を満たし、新しいデータソースをサポートし、かつ、迅速に対応し続けるソリューションであることが求められています。しかし、従来のETLツールでは、これらの要件に対応するために必要な俊敏性、使いやすさ、自動化のレベルが不足しています。
Qlik Compose™ for Data Warehousesは従来のETLを進化させ、DWHの設計からETLコードの生成、更新の迅速な適用まで、ベストプラクティスと実績のある設計パターンを活用して自動化と最適化を実現します。これにより、データアーキテクトは、より迅速にデータウェアハウスを構成・管理することができるようになります。

Qlik Compose™ for Data Warehousesは、自動化されたモデル駆動型テクノロジーにより、ソースデータベースのデータを迅速に最適化されたデータウェアハウスに変えることで、時間と費用を節約します。

このプロセスを次の図に示し、以下で説明します。

1. ソーステーブルは、Qlik Replicate™を使用してランディングエリアにロードされます。ランディングエリアはデータウェアハウスの作成タスクでデータソースとして定義する必要があります。
2. ランディングエリアにソーステーブルが存在すると、Qlik Compose™ for Data Warehousesはデータソースに基づいてモデルを自動生成し、さらに、ステージングテーブルとDWH上にテーブルを作成します。
3. ランディングエリアのテーブルとステージングテーブルの間のマッピングを微調整できます。必要に応じて、カスタムETLと式を作成することもできます。調整後には1回クリックするだけでソースデータを抽出し、データウェアハウスにロードすることができます。
4. データウェアハウスが読み込まれたら、データマートの設計を行い、ファクトテーブル、ディメンションテーブル、および集計テーブルとして使用するテーブルを選択します。設計が完了すると、Qlik Compose™ for Data Warehousesはデータマートテーブルを作成し、データマートETLを生成し、データマートをロードします。

初期セットアップ完了後は、スケジューラを使用してETLタスクを自動で運用することができます。