Insight Technology

2021.03.02

事例紹介|Swiss Life|Qlik Replicate™でほぼリアルタイムに顧客データを一貫性のある観点で提供

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こんにちは!インサイトテクノロジーマーケティング本部です。

データ統合/移行を検討している多くのお客様が、安全性を重視する傾向がある為、検討対象となる移行ツールの金融系事例を求めるケースが多いのです。顧客情報の保護を最優先事項として考慮する金融系企業が採用したツールであれば、安全性が高いとお考えになるからでしょう。弊社が提供するQlik Replicateは、迅速で安全なデータ統合/移行を実現できるため、多くの金融系企業で採用されています。

本日は、その金融系企業の1つであるSwiss Life社の事例をご紹介することで、Qlik Replicateによりほぼリアルタイムに顧客データを一貫性のある観点で営業、サービスエージェン、そしてお客様に提供する方法についてご紹介します。

導入背景

Swiss Life社は、保険および資産管理サービスの主要プロバイダーで、個人や企業を対象に、包括的なアドバイスのほか、生命保険、プライベートバンク、財務管理、健康保険、所得補償保険、損害保険など、幅広い商品やサービスを提供しています。Swiss Life Franceは、個人向け保険会社として評判が高く、顧客それぞれに応じたアドバイスとソリューションを通じて、顧客が自らの決定に基づく生活をより長く送れるよう生涯にわたってサポートします。

Swiss Life Franceは、最高レベルの顧客サービスを提供するために、「Vision 360」というプロジェクトを開始しました。このプロジェクトの目的は、Swiss Life Franceのバックエンドシステムの顧客データを検索エンジンインデックスに集約し、データのすべてのチャネルと利用者に、一貫性のある1つのビューで提供することです。

Vision 360以前は、Swiss Life社のすべてのポータルが直接バックエンドに個別にアクセスし、それぞれが独自の顧客データビューを構築していました。その方法はポータルごとにわずかに異なっていたため、同じ顧客に表示される情報が2つのポータル間で異なることが多く、顧客、営業、従業員を混乱させていました。

Qlik Replicateを選択した理由

Vision 360のアーキテクチャは、変更データキャプチャ(CDC)技術を備えたデータレプリケーションソリューションを活用するように設計されています。これにより、Swiss Life社のDB2/zメインフレーム上の情報が、ポータルおよびマルチデバイスアプリケーションからのリクエストに対応し、Elasticsearch検索エンジンへのフィードに使用されるOracle データベースに移行します。

Swiss Lifeチームは、この設計を念頭に置いて、変更データキャプチャ(CDC)レプリケーションソリューションの評価を開始しました。選択するにあたり重視したのは、ソリューションの汎用性と、容易に導入できるかどうかという点でした。「他の選択肢もいくつか検討しましたが、最終的には構成、接続、保守が最も容易なQlikがベストであると判断しました」と、アーキテクチャディレクターのChristian Phan-Trong氏は述べています。そして、Swiss Life社は3日間にわたって概念実証を実施し、Qlik Replicateを採用することにしました。

まとめ

導入製品

Qlik Repli­cate™

導入背景 ポータル、モバイルアプリケーション、アナリティクスなどで活用できる、一貫性のあるマルチチャネルの顧客ビューを作成することを目的とします。「Vision 360」プロジェクトは、バックエンドデータをほぼリアルタイムでElastic Searchエンジンインデックスに送信するように設計されました。
導入効果 Qlik Replicateを使うことで、Swiss Life Franceは、DB2/zメインフレームのデータを、Elasticsearchインデックスへのフィードに使用されるOracleターゲットにほぼリアルタイムでレプリケートできました。

Swiss Life社がQlik Repli­cateを導入した背景と効果は上記の表でまとめております。Qlik Repli­cateの導入が、Swiss Life社のVision 360プロジェクトの完了を促進しました。その詳細および製品に対する評価に気になる方は、ぜひこちらより本事例をダウンロードしてご一読ください。

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