Insight Technology

2021.03.29

LinuC受験レポート(101試験編)

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こんにちは、開発本部の岸です。

先日、LinuCの試験を受けてきました。その体験について綴ります。

※以下の情報は全て2021年3月17日時点のものです

LinuCとは

LinuC(リナック)は、LPIC(エルピック)に代わる新しいLinux技術認定として2018年に日本のNPO法人であるLPI-Japanが開始した認定プログラムです。IT技術者全般を対象とし、クラウドの利用など最新の技術ニーズにも対応しています。

linuc.PNG

LinuCは3つのレベルと複数の試験に分かれており、今回自分が受けてきたのはレベル1の101試験です。もう一つ、102試験まで合格して初めてレベル1の認定を取得できます。

LinuC受験レポート(101試験:LinuC Level1 Exam 101)

資格取得に向け書籍を購入して勉強

LinuC自体比較的新しい試験ですが、つい最近(2020年)に「Version 10.0」へ生まれ変わったようなので、それに対応した本を選んで購入しました:

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4798166162/

Linuxを業務で利用する中で既に知っている内容もありましたが、全く知らなかった知識も結構あり、興味深く読み進めました。

印象に残っている豆知識

  • docker rm コマンドではコンテナIDを指定するが、極限まで省略できる。コンテナIDが「09fe87d79a34」の時、他に0から始まるコンテナIDがなければ docker rm 0 でOK。
  • *.txt などはシェルによって展開されてからコマンドに渡される。カレントディレクトリにあるファイルがa.txtとb.txtである場合、 ls *.txtls a.txt b.txt である。(紛らわしい例が find -name "*.txt" で、これは二重引用符によって*が展開されないようにした上で引数をfindコマンドに渡している。引用符を付け忘れ find -name a.txt b.txt となると引数過多でエラー。)

本の中には練習問題や模擬試験なども収録されており、半分読み進めたところで101模擬試験を問いてみた結果、点数は65点。90分の時間ギリギリかかったことと、合格ラインが60%ということを考えると、少し不安が残る結果になりました。

受験申込

試験日を確定させ自分を追いこむべく、受験の申し込みへ。上記の参考にした本の中に手続きについても書いてあって助かりました。(アカウントを登録する手順が2回もありました)

休日である土曜日に空いている会場を予約します。受ける時間帯は自由に決められるようだったので、15:00にしました。

一度受験してみてどんな感じか掴むことができれば、少なくとも102試験があるので次以降に活きると思いましたが、一回の受験料が16500円(税込)とあって、気軽に何度もというわけにはいかないところでした。

追い込み勉強

勉強方法について、本の中に模擬試験はあったものの、実際の問題がどんなものかはわからないと思い、出題形式に特化した勉強は考えませんでした。また勉強内容に関して、Linuxには少しずつ違う様々なコマンドがあり、また1つのコマンドにたくさんのオプションがあったりするので、主要なコマンドに関してはそのオプションまで網羅する必要があるのが大きな特徴の一つと思います。

そんな中で、試験前日に最後の追い込みをかける際、ボーダー6割なのだからどうしても覚えられない部分や苦手な部分は捨てることを決意しました。(例:パッケージ管理のセクションにおいて、aptとyumは使ったことがあるもののrpmやdpkgはほぼ使ったことがないので細かいオプションを覚えるのを放棄)(例:シェルのメタキャラクタはあらかた押さえておくが、正規表現の方はごっちゃになるので放棄)

受験申込前にはじっくりまんべんなく本を読み進めたのに対し、申込後には学生時代の試験対策を思い出しながら効率を意識して取り組みました。(これに関してはむしろもっと早く方向転換しても良かったかも?)

試験当日

手続きがあるため15分前には到着という事なので、30分前に会場入り。会場現地での手続きから試験終了までの流れは全て個人ごとに行う感じで、早めに到着した人は早く試験を始めることができました。

試験方式は公式サイト(https://linuc.org/linuc1/)にあった通り、マウスでポチポチ選択したり、たまにコマンドを手入力したりで、出題形式も本の模擬試験にあったものとほぼ同じで、そこは一安心。なるべく時間を使わないようにスピード重視でわからない問題を飛ばしていったところ、ほぼ半分の45分で最後の問題まで到達。実は最初、試験官の方の案内・ログイン操作などが完了し、解答を始められるようになった時点で右上の残り時間を見ると既に7分近く経過していて焦りましたが、時間に関しては取り越し苦労でした。また、1問ごとにページを遷移していく中、各ページに見直しマークのようなものがあり、最初で使い方もあまりわからないので積極的には活用しなかったものの、最後の問題からさらにページを遷移すると問題の一覧のようなページに辿り着き、解答済みか否かと見直しマークの有無を一望できました。たっぷり時間を使って見直し、何度も選択肢を考え直して変更し、残り10分ちょっと辺りで体力がもたない気がしてきたので解答終了。その場で合格!!という結果が出て脱力しました。

時間いっぱいまで待機して試験官の方が呼びに来る感じかもしれないと思い(ちゃんと確認していなかった)、画面が再起動して最初のログイン画面になってもしばらく抜け殻のように佇んでいましたが、今まで来ていた見回りも数分間来なかったのでおそるおそる席を立って退室。受付部屋でようやく晴れやかな気分に。

ちなみに試験部屋には他にも受験者がいましたが、会場はそもそもLinuC専用ではなく、こっそり盗み聞きした限りでは同じLinuCを受けに来た人はいませんでした。

振り返り

スコアレポートを見ると、7割越えの点数を取れていました。(ちなみにこのスコアレポート用の顔写真は当日会場現地で撮影します)

Linuxは元々そこそこ使っており、まったく0から勉強したわけではありませんが、先述の本を読んでいなければここまでうまくはいかなかっただろうという実感があります。

このような振り返りを書いていますが、実際はレベル1の半分を取っただけ。それでも引き続き勉強を進めていけば時間の問題だ、という感触が掴めたのは大きかったです。

資格認定のためには、「有意性の期限」と同じ期間である5年が経過するまでに102試験に合格する必要があるので、気を引き締めて勉強を続けています。

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