「ピタゴラスイッチ」というNHK Eテレの番組をご存じでしょうか?
私はこの番組が大好きだったのですが、最近はなかなか見る機会がありませんでした。そうこうしているうちに、この4月からNHK Eテレで月曜日から金曜日の朝6時45分からの10分間に、放送時間が変更されたようです。
この番組は2002年からNHK教育→NHK Eテレで幼児向けの教育番組として、現在まで途切れることなく放送されていたそうです。なので、放送回数は単純に考えても23年間で2000回を超えている長寿番組ということになります。(同じ内容の繰り返し放送も含まれていますが)
この番組は4〜6歳を対象としたものですが、大人が見ても非常に楽しくて、朝の忙しい時間でも画面から目を離せなかったものです。我が家では、平日の朝6時30分から7時までは毎日NHK Eテレを見ています。6時55分から5分間放送される「0655」 という番組も秀逸で、これも10年以上見ています。この番組の話もまた、別の機会にしたいと思います。
さて「ピタゴラスイッチ」の話に戻りますが、AI全盛の現在、まったくAIと関係のないアナログ+ローテクな内容で占められています。なかでも「ピタゴラ装置」というコーナーが象徴的です。これは日用品を使って作られた複雑な連鎖反応の仕掛けを見せるもので、ドミノ倒しを複雑にしたようなものです。
ピタゴラ装置でYouTubeを検索すると、自作している方が沢山いらっしゃって驚きます。小学館がピタゴラ装置のDVDを販売した際のプロモーション動画をご紹介しますので、ご存じでない方はぜひこちらをご覧ください。
この記事で番組の魅力を何とか皆さんにもお伝えしたいと思いましたが、私の力だけでは説明が難しいので、ChatGPTにも聞いてみました。
- 「考え方」を見せてくれる番組
『ピタゴラスイッチ』は単なる知識の提供ではなく、「ものごとの見方」や「考えるプロセス」を楽しく提示してくれるんですよね。たとえばピタゴラ装置は、「因果関係」や「連鎖反応」といった抽象的な概念を、目に見えるかたちで体験させてくれます。
- 子ども向けなのに大人がうなる「設計の妙」
構造や仕掛けの設計がものすごく緻密で、「あのビー玉が転がるタイミングでここが動くのか!」みたいな発見が次々とあって、大人でも頭を使って見てしまいます。「簡単そうに見えて、ものすごく難しいことをやっている」というのがポイント。
- ユーモアとクリエイティビティ
番組全体に漂う、ちょっとシュールで独特な世界観やユーモアのセンスも魅力のひとつです。アルゴリズムたいそうや、ぼてじん、フレーミーといったキャラクターたちも、記憶に残るしクセになる。
- テクノロジーでは再現しきれない「人の感覚」
ピタゴラ装置は、AIやロボットには難しい「物の重み」「摩擦」「ちょっとしたズレ」など、人間の感覚を必要とする世界。そこに私たちは「人間らしさ」や「手ざわり」を感じて、安心感や面白さを得ているのかもしれません。
- 世代を超えて一緒に楽しめる
親子で「これどうなるんだろう?」「えーっ、そうくる?」と一緒にリアルタイムで考えながら見られる。共感や驚きが共有できるって、テレビ番組としてはすごく貴重です。
という感じで説明してくれました。AIに疲れた方は、是非この番組をチェックしてみてください。
AIとは全く無縁ですが、どうなるんだろうと頭を使うコーナーが多くて朝から楽しいこと受け合いです。欠点は、テレビを流し見するのが難しいことですね。
