DXってなんだろう? 最終回

最終回は、DXとデータベースの関係についてまとめてみます。
人・企業の活動をDXする手段は沢山あります。

海外では ワクチン接種証明を、日本のように「接種後にシールを張った接種券」とするのではなく、
APP化してデータを活用しています。

デジタル化されれば、そのデータを連携・利用して、
クーポン発行、イベント会場入場時のデジタル証明として別の価値に生まれ変わります。
会場で身分証明書を紙の接種証明で照合していたら、入場前にイベントが終わってしまいます。

企業活動で考えると、営業フォーキャストや活動、報告書などの営業業務は、 Excel・Word・メール・カレンダーなどで管理していることが多いです。
これをSalesforceに置き換えるのもDXです。

分離した業務、データ、ファイルの再利用価値は低く、共有、統合することも難しいです。
また、個々のファイルやデータを連携できても、情報鮮度が低いと価値がありません。

例えば見積更新があった場合、その更新された見積金額が、営業フォーキャストに連動しなければ価値もなく、業務上は誤った情報が残るため逆効果です。

ブログテーマの「DXってなんだろう?」を私なりにまとめると、

「企業活動や個人の生活から生まれた情報をデジタル化(データ化)して、
簡単に、素早く、応用できること。またそのデータが種となり新しい価値を生むこと」

ですかね?

さて、この前提を基にDXとデータベースの関係を考えます。

デジタル化・データ化された「データ」が膨大なサイズで、多くの人が利用されるものだとしたら、管理する「器」に入れなければなりません。その「器」は、安全且つ消滅しない形で管理することは必須です。
よって企業はデータベースという「器」で様々なデータを管理します。

データベースを管理する部門や責任者は、データを安全且つ、安定運用しなければなりません。業務に影響したら責任問題です。

そのためデータベースを他の部門や他の企業、団体へ開放してくれません。当然ですが。
企業内で他部門へ提供する場合であっても、利用者が増えれば、データの安全性、データベースの安定性が損なわれるリスクになります。

私がイメージした、活動から生成されたデータと表現した「種」で止まっている状態です。 発芽も、開花もしません。

データベースには、DXに欠かせない価値あるデータが大量に管理されてます。が、既存業務やデータベースを守るために、データベース利活用の矛盾と問題が生まれます。企業はこの問題解決を求めています。
その解決策の一つは、「DXってなんだろう? その5」にある、データ連携です。

解決できなければ、環境の変化から取り残され競合他社に負けます。生存競争はシビアですよね。
私の高校生最後の夏は、部活できつい練習に耐え、鍛えに鍛えて最後の大会を迎えましたが、初戦で優勝候補にあたってしまう厳しい現実を連想してしまいました。善戦はしました。

データベースで管理するデータをDXするのは、競争を勝ち抜くうえで必須要件なのかもしれません。
激しい企業競争のなか、DXできていない企業は、練習せずに、初戦で優勝候補と戦うのと同じです。
即負けです。善戦すらできません。

データベースで管理されたデータをDXして、新しい価値を生むことは、
競争に勝つことだけでなく、効率化による社会貢献、環境問題などを乗り越えて、SDGsにつながるのかな〜と、想像できますよね。

「DXってなんだろう?」まとめ。

「データ」という「種」から、「新しい価値」という「花」を咲かせることです。

初めてのブログ連載であり、これまでに経験したことがないテーマだったためかなり苦戦しました。
諸先輩へのインタビューを通じ、Googleで検索・勉強を繰り返すことで、なんとかまとめることができほっとしています。

インサイトテクノロジーでマーケティングを担当するために必要な知識やイメージを身につけることができたので、ブログを書く機会に感謝しています。第2弾の連載も企画中なのでぜひ次も読んでください。ありがとうございました。

この記事を書いた人


Writer N
入社2年目のマーケ担当です。
過去に書いた記事はこちらからご覧下さい!

DXとは何か?やさしい解説シリーズ

1.DXってなんだろう?
2.DXってなんだろう? その2
3.DXってなんだろう? その3
4.DXってなんだろう? その4
5.DXってなんだろう? その5

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