Insight Technology

2021.08.11

事例紹介|セブンイレブン・フィリピン|Dbvisit Standbyで、ディザスタリカバリに80%以上ものコスト削減を実現

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こんにちは!インサイトテクノロジーマーケティング本部です。

毎年台風の被害に見舞われる日本と同様に、フィリピンもハリケーンの影響を最も受けやすい国で、毎年平均して6~9回ほどハリケーンが上陸します。ハリケーンは最大で1,000mmもの降水量をもたらすこともあり、最大の自然災害として島の人々や企業の大きな脅威となっています。フィリピンではハリケーンによるシステムや運営へのリスクを軽減させるために、多くの企業がディザスタリカバリ(DR)ソリューションを導入しています。

本日ご紹介する事例のセブンイレブン・フィリピン様がまさにその一例です。膨大な店舗数による大規模かつ複雑な在庫管理システムを持つセブンイレブン・フィリピンがどのようにコストパフォーマンスの高いDRを実現したのかを見ていきましょう!

導入背景

セブンイレブン・フィリピンが、首都マニラのメイン倉庫では国内1,000店舗の在庫を常に管理していました。セブンイレブン・フィリピンの在庫管理システムは、社内のITプラットフォームであり、重要な役割を担っており、24365日の運用が必要となっていました。そのため、緊急時に即座に起動でき、確実かつ信頼性の高いDRソリューションが必要でした。また、在庫管理システムのデータベースサーバーでは、約900GBのデータが蓄積され、毎週約3GBのベースで増加しています。トランザクションデータは一日14GB生成され、スタンバイデータベースに送るアーカイブログデータは100GBとなっていました。この転送量をパフォーマンスインパクトなしに実現することが大きな課題でした。

導入効果

セブンイレブン・フィリピンは、Dbvisit StandbyDRソリューションとして採用を決定しました。当初、Oracle Data Guardも検討していましたが、在庫管理システムはOracle Standard Editionで運用されており、Oracle Data Guardが使用できませんでした。Oracle Data Guardを使用するには別途Enterprise Editionライセンスの購入が必要となり、6倍ものライセンス費用がかかることが判明しました。そこで、Dbvisit Standbyを導入することで80%以上ものコスト削減を実現しました。

セブンイレブン・フィリピンでは、2011年より本番環境でDbvisit Standbyの使用を開始して以来、本番環境のプライマリーデータベースからスタンバイデータベースへ、5分から15分の間隔で24365日データを転送しています。現在の運用作業として、災害時にDRサイトへ切り替える作業のみ必要となっています。さらに、同社では、システム上のデータベーステーブルが破損した際の復旧にもDbvisit Standby を使用しています。ITチームがプライマリーデータベースを復旧している間、スタンバイデータベースをアクティブにし、本番環境として稼動することが可能なため、フェイルオーバーだけでなく、データベースの復旧プロセスとしても活用できるのです。

本事例資料ではセブンイレブン・フィリピン様の当時の導入環境やDbvisit Standbyの動作概要図なども書かれておりますので、興味がありましたらぜひ下記ボタンよりダウンロードしてご一読ください!

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