株式会社インサイトテクノロジー 発行
http://www.insight-tec.com/jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━Vol.37
☆☆☆ おら!オラ! Oracle −どっぷり検証生活− ☆☆☆
2000.12.27
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多数の方にご協力いただいたアンケートにより、皆様からの様々な意見を
いただくことができました。スタッフ一同、皆様のご期待に添えますよう
努力してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
ご協力、本当にありがとうございました。
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<<目次>>
■Oracle検証生活・・・ソートに関する検証 その2
■Oracle入門生活・・・参照整合性制約について
■お知らせ・・・○Oracle管理ツール Performance Insight
○SQeeLのご案内 ○連載情報
○書籍ご予約受付中 ○QAについて
■編集者より
■■注意事項!!■■
本文中にテーブルが含まれていますので、お読みになる際はMSゴシック等、
等幅フォントをお使いただくことをお勧めします。
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▼ Oracle検証生活 ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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〜ソートに関する検証 その2 〜 ペンネーム ちゃむ
前回は、ソートを伴なう処理とそれを確認する方法を説明した。
今回は、主に、メモリ上でソートを行なう際、どこで行われるかを中心に
説明する。
初期化パラメータのSORT_AREA_SIZEは、メモリ上でソート処理する際のMAXサイズ
を決めるものである。そのサイズに収まらない場合はディスク上で、つまり、一時
表領域上でソート処理を行なうことになる。
メモリ上でソートを行なう場合、MTS(マルチスレッドサーバ)とDEDICATE
サーバ(専用サーバ)ではソートを行うエリアが異なる。
MTS接続 → SGA内のUGA
専用サーバ接続 → PGA内のUGA
まず、用語の説明も含めてOracleで使用するメモリ構造の説明をする必要が
あるだろう。
SGA(SYSTEM GLOBAL AREA)→ 1つのOracleインスタンスのデータと制御情報が
入る共有メモリ。データベースバッファ、共有プール、REDOログバッファなど
が含まれる。
PGA(PROGRAM GLOBAL AREA)→ セッションを確立すると、サーバプロ
セスごとに確保される領域。データや制御情報が含まれる非共有メモリ。
UGA(USER GLOBAL AREA)→ セッション単位に1つのUGAが存在する。MTS接
続の場合SGA内、専用サーバ接続の場合PGA内に確保される領域。
CGA (CALL GLOBAL AREA) → MTS接続、専用サーバ接続に関わらず、PGA内に
保持される。セッションの変数、配列などを含むスタック領域が確保される。
これらをソートエリアと関連させて図にしたものが以下のURLである。
http://www.insight-tec.com/html/reference/ref37.html
MTS接続で大量ソートを行なってしまうと、SGA内を圧迫してしまう恐れがある
ので、そのような処理を行う場合は専用サーバで接続するべきである。もし、
MTSを使用している環境(初期化パラメータのmts_で始まるパラメータを設定し
ている環境)でも、以下のようにtnsnames.oraで「(SERVER = DEDICATED)」を
指定すれば、ネット経由でも専用接続で接続できる。但し、DEDICATE接続の場
合は、SORT_AREA_SIZEは、セッションごとにPGA内に確保されるため、メモリ
の使用量は、最大で SORT_AREA_SIZE × ソートエリアを使用しているセッション
の数だけ必要になる。そのため、メモリ使用量としてはMTS接続よりも多くなっ
てしまう。あまり多くのソート処理が同時に発生すると、PGAの領域が確保できず、
ORA-4030(プロセスメモリ不足)などがでる原因の一つにもなる。
------------------tnsnames.ora始め--------------------
#MTS接続
O803.WORLD =
(DESCRIPTION =
(ADDRESS_LIST =
(ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = 192.168.0.12)(PORT = 1521))
)
(CONNECT_DATA =
(sid = ora803)
)
)
#DEDICATE接続
O803D.WORLD =
(DESCRIPTION =
(ADDRESS_LIST =
(ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = 192.168.0.155)(PORT = 1521))
)
(CONNECT_DATA =
(sid = ora803)
(SERVER = DEDICATED)
)
)
------------------tnsnames.ora終わり--------------------
それぞれの接続文字列で、接続して実際にどちらのMTS接続かDEDICATE接続か
調べてみよう。
1.MTS接続の場合
SQL> CONNECT SCOTT/TIGER@O803
接続されました。
SQL> SELECT SID,SERVER FROM V$SESSION WHERE AUDSID =
(SELECT USERENV('SESSIONID') FROM DUAL);
SID SERVER
-----------------
7 SHARED
V$SESSIONのSERVER列は 「SHARED」または、「NONE」で検索される。
2.DEDICATE接続の場合
SQL> CONNECT SCOTT/TIGER@O803D
接続されました。
SQL> SELECT SID,SERVER FROM V$SESSION WHERE AUDSID =
(SELECT USERENV('SESSIONID') FROM DUAL);
SID SERVER
--------------------
7 DEDICATED
V$SESSIONのSERVER列は 「DEDICATED」で検索される。
ソートエリアサイズに収まらない場合は、一時表領域上でソート処理を行なう
ことになると説明した。
どこのソート領域で使用されるかは、Oracleユーザ毎に決まる。
具体的には、CREATE USERあるいはALTER USER時に指定するTEMPORARY TABLESPACE
である。
CREATE USER CHAMU IDENTIFIED BY OCHAMU
TEMPORARY TABLESPACE TEMP
DEFAULT TABLESPACE USERS;
DEFAULT TABLESPACEはCREATE TABLEなどを行なうときに表領域を指定しないと
このDEFAULT TABLESPACEで指定された表領域が使用される。
CREATE USER CHAMU IDENTIFIED BY OCHAMU;
上記のように作成するとTEMPORARY TABLESPACEとDEFAULT TABLESPACEはSYSTEM表領域に
なってしまうので注意が必要である。とくに、ソートをSYSTEM表領域で行なわせるのは、
絶対にやめた方がいい。
CREATE USER CHAMU IDENTIFIED BY OCHAMU;
SELECT USERNAME,DEFAULT_TABLESPACE,TEMPORARY_TABLESPACE FROM DBA_USERS
WHERE USERNAME = 'CHAMU';
USERNAME DEFAULT_TABLESPACE TEMPORARY_TABLESPACE
--------------------------------------------------
CHAMU SYSTEM SYSTEM
以上 忘年会予約係より 茅ヶ崎にて
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▼ Oracle入門生活 ▼━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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<Oracle入門> ペンネーム モンキー・ターン
前回の「参照整合性制約ってなに?」で参照整合性制約がどういうものかは、
わかっていただけたと思います。
今回も、参照整合性制約の続きで「実際に参照整合性制約を作ってみよう」
をお送りしようと思います。
--- それでは、どっぷり入門生活スタート! -----------------------------
前回のメルマガの内容で、1つ間違いがありました。
大変申し訳ございませんでした。
間違い個所は、「一意キー」の説明で、NULL値を1つだけなら含むことができ
る。と書きましたが、NULL値に対する制限はありませんでした。つまり、NULL
値がいくつあろうが、「一意キー」はつけれます。大変申し訳ございませんで
した。
それでは、気を取り直して本編開始。
では、実際に参照整合性制約を作ってみよう。
作成時に必要なことは
A.整合性制約は、表の作成時に指定する。指定方法は、「列制約構文」と
「表制約構文」がある。
次に参照整合性制約を作るために、必要なことは
1.親表が存在していること。
2.親表の参照キー(親キー)は、主キーまたは、一意キーである必要が
ある。
3.参照整合性制約は、「子表」で定義する。
1.の説明をすると、前回でもお話したように参照性整合制約とは、異なる表
を共通の列により関連付け、これらの表が整合性のある正しい関係であること
を保証するものなので、表は「親表」→「子表」の順で作成する必要がある。
2.の説明は、前回のメルマガで説明したので省略。
それでは、実際に参照整合性制約を作ってみよう。
「親表」→ DEPT表 「親キー」 → DEPTNO
「子表」→ EMP表 「外部キー」→ DEPTNO
の条件で作っていこう。
<「列制約構文」で、定義した場合>-----------------------------------
列制約構文とは、列定義の一部として、整合性制約を定義する。この構文に
よって定義した整合性制約は、定義された列に対してだけ適応される。
「親表」→「子表」の順で作成するので
「親表」(DEPT)
CREATE TABLE DEPT
( DEPTNO NUMBER(2) CONSTRAINT PK_DEPT PRIMARY KEY, ←「親キー」
DNAME VARCHAR2(14) , ~~~~~~~~~~~
LOC VARCHAR2(13) ↑
) ; 「親キー」は、主キーまたは、
一意キーが必要。
「子表」(EMP)
CREATE TABLE EMP
( EMPNO NUMBER(4),
ENAME VARCHAR2(10),
JOB VARCHAR2(9),
MGR NUMBER(4),
HIREDATE DATE,
SAL NUMBER(7,2),
COMM NUMBER(7,2),
DEPTNO NUMBER(2) CONSTRAINT FK_DEPTNO REFERENCES DEPT ←「外部キー」
) ; ~~~~~~~~~~~~~~~
↑
参照整合性制約は、「子表」で定義する。
表の列を定義中に直接制約を定義する。
<「表制約構文」で、定義した場合>-----------------------------------
表制約構文とは、表定義の一部として整合性制約を定義する。この構文によ
って定義した整合性制約は、表の任意の列に対して適用することができる。
つまり、複数の列によって構成される場合はこちらの「表制約構文」を使用
する必要がある。
「親表」→「子表」の順で作成するので
「親表」(DEPT)
CREATE TABLE DEPT
( DEPTNO NUMBER(2) ,
DNAME VARCHAR2(14) ,
LOC VARCHAR2(13) ,
CONSTRAINT PK_DEPT PRIMARY KEY(DEPTNO) ←「親キー」
) ; ~~~~~~?表の任意の列を指定(複数可)
複数列指定したい場合は、
表制約構文を使わなければな
らない。
「子表」(EMP)
CREATE TABLE EMP
( EMPNO NUMBER(4),
ENAME VARCHAR2(10),
JOB VARCHAR2(9),
MGR NUMBER(4),
HIREDATE DATE,
SAL NUMBER(7,2),
COMM NUMBER(7,2),
DEPTNO NUMBER(2),
CONSTRAINT FK_DEPTNO
FOREIGN KEY(DEPTNO) ←「外部キー」 参照整合性制約は、「子表」で定義する。
REFERENCES DEPT(DEPTNO)
) ;
このように、表の列を定義中に制約を定義するのではなく、最後の表定義の
ところで任意の列名を指定して制約を定義する。
REFERENCESは、親表と親キーを構成する列または列の組み合わせを識別する。
簡単に言うと、どの親表と関連付けるかを指定するのである。
<構文>REFERENCES 親表名(親キー名)である。ここで、親キー名を省略す
ると、外部キーは自動的に親表の主キーを参照するのである。
~~~~~~
今回は、この辺で「どっぷり入門生活」おしまい -------------------------
「どっぷり入門生活」は、基本的な質問をお待ちしています。また、このような
テーマでやってほしい等の要望が御座いましたら、メールでどしどしお寄せく
ださい。
以上 忘年会「幹事」 モンキー・ターンより
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社内では風邪が流行っています。わたしも何となく、のどが痛いし...。20
世紀もあとわずか。何とか健康に新しい世紀を迎えたいものです。それでは
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